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「解き放て。こころと からだと じぶんと せかい。」
国内外、多様な業界から注目を集めるイベント「大阪万博」、パナソニックパビリオンの構造設計に挑戦しました!
特徴的な形状のモチーフ、構造的に自立するアーチのファサードなど、従来の建築物とは一線を画すデザインです。
■工事名称:2025年日本国際博覧会 パナソニックグループパビリオン「ノモの国」新築工事
■建築面積:1,546.23㎡
■延床面積:1,731.64㎡
■構造 :鉄骨造
■階数 :2階建て
■発注者 :パナソニック ホールディングス株式会社
■総合プロデューサー:株式会社電通、株式会社電通ライブ
■意匠設計:株式会社大林組、有限会社永山祐子建築設計
■構造設計:株式会社大林組、株式会社構造計画研究所
■設備設計:株式会社大林組、オーヴ・アラップ・アンド・パートナーズ・ジャパン・リミテッド
■施工者 :株式会社大林組
■展示 :株式会社乃村工藝社
■運営 :株式会社コングレ
■新築工期:2023年7月18日~2025年1月31日
■解体工期:2025年11月1日~2026年4月10日(予定)
永山祐子氏は、循環を表す「モチーフ」を約1,400個組み合わせ、構造的に自立するアーチによるファサードを形成するデザインに挑戦しました。
モチーフの大きさは、直径約1.0 m~1.5 mの4種類で、三次元的に曲げ加工した円形鋼管に薄いオーガンジーを張っています。
このアーチと一般的な建築物の違いは、風により常に揺れ動くことです。フレームが自在に変形することで、見る時どきの条件でさまざまな見え方を楽しんでもらうデザインとなっています。
このファサードを実現するため、KKEが基本構想段階から意匠設計・施工者とチームを組み、3次元CADを活用したケーススタディ・構造解析を行い、理想的なデザインを追究しました。