野田 卓見
20m程度のスパンを有する木造の無柱空間というシンプルな与条件の下で、周辺環境と混ざり合う、地域に根差した木材加工場を目指して提案させていただきました。
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20m程度のスパンを有する木造の無柱空間というシンプルな与条件の下で、周辺環境と混ざり合う、地域に根差した木材加工場を目指して提案させていただきました。
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本件は熊本県の行っている「くまもとアートポリス」というプロジェクトのひとつである、「株式会社エバーフィールド木材加工場」の公募型プロポーザルに、山下貴成建築設計事務所と環境エンジニアリングと合同で応募したものです。
木造建築産業のさらなる活性化のため、地場産の流通木材を活用すること、大スパンの木造空間を地元大工の技術によって建築すること、地域活性化に貢献する施設とすることが基本コンセプトとして掲げられました。それを踏まえた上で、私たちは新しい木材加工場を「積み重ねて築きあげる創作の場」として提案しました。
敷地 :熊本県
用途 :木材加工場
敷地面積 :960㎡
建築面積 :600㎡
延床面積 :600㎡
構造・規模:木造、地上1階
建築 :山下貴成建築設計事務所
構造 :構造計画研究所
設備 :環境エンジニアリング
県内で生産・加工可能な製材により大スパンを実現するため、小断面材(120×240)を用いて隙間を設けながら重ね合わせる「重ね透かし梁」を採用しました。特殊な金物や技法を用いないシンプルな接合部とすることで地元大工の技術を活かします。
単体の重ね透かし梁を格子に組合わせることで、2方向へ荷重を伝達すると共に直交部材がつなぎ材としての役割を担い、部材の曲げ剛性を高めます。
つなぎ材として用いる240mm角の飼木は柱部材の端材を利用することで、歩留まりを向上します。
福田と申します。 学生時代は免震構造を勉強しておりました。 現在は構造形式・種別を問わずにチャレンジし、一流の構造設計者となるべく精進しております。 鍋横で一番の構造設計者になりますので、ご期待ください!
福田と申します。 学生時代は免震構造を勉強しておりました。 現在は構造形式・種別を問わずにチャレンジし、一流の構造設計者となるべく精進しております。 鍋横で一番の構造設計者になりますので、ご期待ください!